概要
HPVには性的接触で広がる低リスク型と高リスク型がある。低リスク型は性器、肛門、口、のどなどのいぼを生じることがあり、高リスク型は子宮頸がん、肛門がん、中咽頭がん、外陰がん、膣がん、陰茎がんに関係する。[1]
症状と経過
HPV感染は非常に一般的であり、多くは症状を示さない。高リスク型の感染が長年続いて細胞変化が進んだ場合には、病変が生じた部位に応じて症状が現れることがある。[1]
検査
子宮頸がんのスクリーニングでは、子宮頸部の細胞変化を調べるパップ検査やHPV検査が用いられ、必要に応じてコルポスコピーで異常細胞を詳しく確認する。[1]
治療と予防
HPV感染そのものを直接治療する方法はないが、いぼや高リスク型による細胞変化には薬物療法や凍結、焼灼、外科的処置などが用いられる。コンドームの適切な使用は感染リスクを大きく下げるが完全には防げず、ワクチンは複数のHPV型による感染や関連疾患の予防に役立つ。[1]