梅毒は、細菌による性感染症であり、性器、唇、口、肛門などに感染する。性的接触で広がるほか、妊娠中に母体から胎児へ感染することがある。[1]
症状と経過
初期には通常、痛みのない小さな潰瘍が1個生じ、近くのリンパ節が腫れることがある。未治療では、手や足を含む皮膚にかゆみのない発疹が現れることがあり、症状が消えたり再び現れたりしながら長期間気付かれない場合もある。[1]
合併症
梅毒による潰瘍は、性行為でHIVに感染したりHIVを他者へ伝えたりするリスクを高める。妊娠中の梅毒は妊娠合併症や胎児死亡につながることがあり、まれに重い健康障害や死亡を引き起こすこともある。[1]
治療と予防
早期に発見された梅毒は抗菌薬で治療できる。ラテックス製コンドームの適切な使用は感染リスクを大きく下げるが、完全にはなくさない。[1]
関連項目
淋菌感染症、
クラミジア感染症、
トリコモナス症を参照。
エビデンス・科学的評価
梅毒は初期に抗菌薬で治療しやすい感染症である一方、無症状の期間が長く続くことがあり、未治療では重い健康問題につながる可能性がある。[1]
安全性・注意点
妊娠中の梅毒は胎児に重大な影響を及ぼす可能性がある。症状が消えていても感染がなくなったとは限らず、診断と治療には医療機関での評価が必要である。[1]