概要
副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)は、脳の下垂体から分泌され、副腎にコルチゾールの産生を促すホルモンである。ACTH検査は通常、血液中のACTH濃度を測定し、コルチゾール検査と組み合わせて解釈する。[1]
調節の仕組み
通常、血中コルチゾールが低下するとACTHが増えて副腎を刺激し、コルチゾールが高くなるとACTHは低下する。この調節には視床下部、下垂体、副腎が関わっている。[1]
主な利用
ACTH検査は、クッシング病・クッシング症候群、アジソン病、下垂体機能低下症など、コルチゾールの過不足に関係する病態の診断や評価に用いられる。高ACTH・高コルチゾール、高ACTH・低コルチゾール、低ACTH・高コルチゾールなど、ACTHとコルチゾールの組み合わせが原因の推定に役立つ。[1]
検査方法
静脈採血で行われる。ACTHには日内変動があり、検体はACTHが高くなりやすい早朝に採取されることがある。絶食や薬の調整が必要な場合があるため、検査前の指示に従う。[1]
採血時刻と解釈
ACTHには日内変動があり、血中濃度は朝に高くなるため、検査では早朝に採血されることが多い。結果はACTH単独ではなく同時に測定したコルチゾール値と組み合わせて解釈し、異常がある場合は原因を特定するため追加検査が行われる。[1]