【残されたメモ】福岡大学ワンダーフォーゲル部ヒグマ事件【ヒグマ駆除】

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ヒグマの被害に遭わないために

それではここからはヒグマの被害に遭わないために、

主な対策を挙げていきます。

ヒグマがあさった荷物を取り返してはいけない

ヒグマが攻撃的になる要因として、

「子グマを守る」「遭遇して興奮した」そして「獲物を守ろうとする」が挙げられます。

ヒグマは執着心が強く、一度ヒグマの所有物となった「獲物」を取り返してしまうことは非常に危険な行為です。

5人がヒグマに遭遇した際、ヒグマにあさられた自分達の荷物を取り返したためヒグマから敵とみなされてしまいました。

荷物を漁られている段階では、ヒグマは人間ではなく荷物やその中の食料を目的としていたため、

ここで取り返さなければ後の悲劇は回避出来たのかもしれません。

ヒグマに遭遇したらすぐに下山を

ヒグマの攻撃がエスカレートしていく中で、早めに下山する、他のパーティと合流するなどの行動を取っていれば、この事故は起きなかった可能性は高いと言われています。

部員5名はヒグマに遭遇したものの、身の危険を感じず下山しませんでした。

この点に関して福岡大の報告書では

①ザックの中にあった金銭や貴重品がないと困る

②ザックやテントを持ち帰ろうと考えた

③日程的には無理ではなかった

④人を襲うほど凶暴な熊については知ることが出来ていなかった

と下山しなかった事情を説明しています。





ヒグマに背を向けてはいけない

ヒグマは背を向けて逃げるものを追いかける習性があります。

仮に「敵ではない」と認識していても、背を向けて逃避行動を取ってしまうとヒグマの本能的に追いかけてしまうため危険です。

ゆっくりと、できれば後ずさりしながら、クマの様子を見ながら離れることと、

仲間同士は決して離れないようにすることが重要と考えられています。

 

 

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