みなさんこんにちはこんばんは。
今回は「いじめ防止を目的としたあだ名の禁止」について。
あだ名の禁止
ご存知の方はご存知かもしれません、
現在いくつかの学校にて、いじめの防止を目的として、友達をあだ名で呼ぶ行為を禁止する校則を設けている、
というニュースがたびたび流れてきます。
いじめの大きな手段、あるいは誘因の一つとして、「不快なあだ名をつける」という行為が横行したため、
それを防ぐことで、いじめの発生や助長を抑止する狙いがあるとされています。
「あだ名そのものがダメなのではなく、相手を不快にするあだ名がダメなのだ」ということを子供に理解してもらうことが一つの理想であるということは、「あだ名禁止」賛成派の方も理解された上で、
それでもいじめがなくならない状況に対して、あだ名全般を禁ずるしかない、と踏み切られているものと思います。
ただこの「あだ名禁止」、
実行したところでどの程度いじめ抑止に効果があるのかという点については疑問の声もあがっています。
例えば私はいじめの被害に遭ったことがありましたが、
当時あだ名が禁止されたとして私へのいじめが無くなったとは考えられない被害の内容でした。
おそらくあだ名が禁止されても別の手段でいじめられていただろうなぁ、と思いますし、実際いじめの多くは「変なあだ名をつける」だけに留まらず、色々なことをされますから。
あだ名はあくまで手段の一つであって、それが無くなったからいじめも消えました、とはやはり考えにくいところ。
いじめの中には「あだ名」を中心とする内容があったり、
「他の人があの人を変なあだ名で呼んでる、私も面白いからいじってやろう」というような、
あだ名を中心としたいじめに対しては確かにある程度効果があるかもしれない、
という目的はあると思います。
つまり「一般的ないじめが根絶されるわけではないが、あだ名をベースとした一部のいじめがある程度緩和されたり、いじめの発生件数を減らすことができるのでは」という目論見。
0か100かではなく、20〜30減らすことができれば、という狙いですね。
ただ私としては、やはり他の手段でいじめられたり、
既にいじめられている子の場合も「でもあいつはいじめられてた奴だからなぁ」といういう目線で見られていじめが継続する状況は払拭しづらいのでは、
という想いはあります。
根本解決にはなっておらず、あくまで手段の一つを潰しただけのため、効果はかなり薄いのでは、という。
ただこれらはあくまで「あだ名禁止」のみをいじめ対策として講じている状況に対する意見で、
例えば他のいじめ対策を併用されている環境については効果はまた変わってくると思います。
あだ名中心のいじめが起きているケースにおいて、「あだ名禁止」となった場合に、
どうなるかは教育現場の方にお話をききたいなぁと思ったところ。
みなさんはどうお考えでしょうか。
では今回はここまで。
また次回。
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