共有意思決定

最終更新:2026年8月20日

共有意思決定(shared decision making)は、患者、家族・介護者、医療者が協働して、検査や治療など重要な医療上の選択を決める過程である。医学的情報だけでなく、患者本人の価値観、希望、目標を判断に組み込む。[1]

進め方

共有意思決定では、患者の希望、価値観、目標を明確にし、それらと臨床上の情報や推奨を組み合わせて選択肢を検討する。選択肢には、状況によっては「何もしない」「経過をみる」ことも含まれる。[1]

対象となる場面

複数の合理的な選択肢がある治療や検査など、患者の価値観によって最適な選択が変わり得る重要な意思決定で用いられる。[1]

継続的な過程

共有意思決定は一度の説明で完結するとは限らず、診察中だけでなく診察の間にも続くことがある。状態や希望の変化に応じて、決定を見直すことも含まれる。[1]

患者と医療者の役割

共有意思決定は、医療者が一方的に選択肢を決める方法でも、患者へ判断を丸投げする方法でもない。患者・家族・医療者が協力し、臨床情報と本人の価値観・目標を組み合わせて、本人にとって妥当な選択を探す過程である。[1]

エビデンス・科学的評価

共有意思決定の中心は、患者へ単に同意を求めることではなく、患者の価値観と医学的判断を共同で扱う協働プロセスにある。[1]

安全性・注意点

共有意思決定は、患者の希望だけ、または医療者の判断だけで決める方法ではない。患者の価値観・目標と臨床的助言を合わせて判断する継続的な過程である。[1]

参考文献・参考情報

  1. NCBI Bookshelf: What Is Shared Decision Making? ↩本文

カテゴリ:基礎概念

タグ:SDM / 患者中心 / 意思決定

知識マップ

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関連項目