共有意思決定

最終更新:2026年8月11日 最終確認:2026年8月11日

医療者と患者が、選択肢の利益・不利益と本人の価値観を共有しながら医療上の決定を行うプロセス。

概要

共有意思決定(SDM)は、医療者と患者が情報を共有し、一緒に選択肢を検討して決定するプロセスである。

何を共有するか

治療の選択肢、期待できる利益、有害事象や不利益、確実でない点、本人の生活や価値観などを扱う。これはリスク・ベネフィットを実際の意思決定に結びつける方法でもある。

統合医療での重要性

標準治療と補完的アプローチをどう組み合わせるかを考える場面では、エビデンスに基づく医療(EBM)と本人の希望を対立させず、双方を意思決定に含める。

エビデンス・科学的評価

共有意思決定は患者中心の医療を実践する方法の一つとして広く研究されている。適切な情報提供と患者の価値観の確認が中心であり、単に患者へ判断を丸投げすることではない。

安全性・注意点

緊急時など、十分な話し合いが難しい状況もある。また、情報の質が低い場合には「選べる」と提示するだけでなく、根拠の確実性を明示する必要がある。

参考文献・参考情報

  1. AHRQ: The SHARE Approach
  2. AHRQ: Research in Shared Decision Making

カテゴリ:基礎概念

タグ:SDM / 患者中心 / 意思決定

関連項目