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心膜炎

2026年8月13日 14:27 / 雨崎ハーリィ に保存された版

心膜炎は、心臓を袋状に包む心膜に炎症が起こる病気である。胸痛が代表的な症状で、感染症をはじめさまざまな原因で生じる。[1]

原因

原因を特定できない場合も多いが、ウイルス、細菌、まれに真菌による感染、自己免疫疾患、がん、腎不全、結核、心筋梗塞、心臓手術や胸部外傷、一部の薬剤、胸部への放射線治療などが原因になることがある。[1]

症状

胸痛はほぼ常にみられ、首、肩、背中、腹部へ広がることがある。深呼吸や仰向けで悪化し、座って前かがみになると軽くなることが多い。発熱、悪寒、発汗、むくみ、空咳、疲労などを伴う場合もある。[1]

検査

診察では心膜摩擦音が聞かれることがあり、心膜液の貯留を伴うこともある。胸部X線、心エコー、心電図、CT、MRIなどの画像・心臓検査に加え、原因を調べるための血液検査が行われることがある。[1]

治療

非ステロイド性抗炎症薬とコルヒチンが痛みや炎症を抑えるために用いられることが多い。細菌感染には抗菌薬、真菌感染には抗真菌薬が用いられ、心膜液が心臓の働きを妨げる場合には穿刺で液を排出する処置や手術が必要になることがある。[1]

関連項目

狭心症全身性エリテマトーデス(SLE)胸痛を参照。

エビデンス・科学的評価

心膜炎は自然に改善する軽症例から生命を脅かす状態まで幅がある。心膜液の貯留や心機能低下、再発、心膜の瘢痕化・肥厚などを伴うことがある。[1]

安全性・注意点

心膜炎を疑う胸痛は医療機関での評価が必要である。未治療では危険な状態になることがあり、原因や心膜液の量によって治療内容が大きく異なる。[1]