← 編集履歴へ戻る

セイヨウトチノキ(ホースチェスナット)

2026年8月13日 10:16 / 雨崎ハーリィ に保存された版

セイヨウトチノキ(ホースチェスナット、Aesculus hippocastanum)は南東ヨーロッパ原産の樹木で、加工した種子抽出物が主に慢性静脈不全の症状を目的として利用される。[1]

概要

慢性静脈不全では脚の静脈血流が悪くなり、脚の痛み、腫れ、かゆみなどが生じる。ホースチェスナット種子抽出物はこの症状を目的に研究されてきた。[1]

利用

ほかに過敏性腸症候群や精索静脈瘤に伴う男性不妊などを目的に利用されることがあるが、これらの用途については研究が少ない。[1]

エビデンス・科学的評価

2012年の17研究の系統的レビューでは、ホースチェスナット種子抽出物が慢性静脈不全の症状を改善する可能性が示された。1研究では圧迫ストッキングと同程度の効果が示唆されたが、より大規模で厳密な試験が必要とされた。[1]

安全性・注意点

生の種子、樹皮、花、葉には有毒成分があり、経口使用は安全でない。毒性成分を除いた標準化種子抽出物は研究で最長12週間使用されているが、めまい、消化器症状、頭痛、かゆみなどが起こることがある。妊娠・授乳中の安全性は十分に分かっていない。[1]