ヘルスリテラシー

最終更新:2026年8月20日

ヘルスリテラシーは、健康に関する情報やサービスを見つけ、理解し、利用して、自分や他者の健康に関する意思決定や行動へつなげる能力と、それを支える組織側の取り組みを含む概念である。[1]

個人と組織

個人のヘルスリテラシーは、健康情報やサービスを探し、理解し、利用する能力を指す。組織のヘルスリテラシーは、人々がそれらを公平に見つけ、理解し、使えるようにする組織側の能力を指す。現在の定義では、理解するだけでなく実際に利用することが重視されている。[1]

なぜ難しくなるのか

読み書きや計算が得意な人でも、医学用語に慣れていない、重い病気で不安が強い、統計的なリスクと利益を比較する必要がある、自己管理が複雑であるといった状況では健康情報を扱いにくくなる。[2]

改善の方法

平易な言葉、対象者が使いやすい言語と通信手段、文化や言語に配慮した表現を用い、情報とサービスそのものを分かりやすく設計することが重要である。[1][2]

ヘルスリテラシーは固定能力ではない

読み書きや計算能力が高い人でも、重い病気で不安が強いとき、医学用語に不慣れなとき、複雑な自己管理や確率情報を扱うときには健康情報の理解・利用が難しくなる。したがって、個人を「低い能力」と分類するだけでなく、情報やサービス側を分かりやすく設計することが重要である。[2]

エビデンス・科学的評価

ヘルスリテラシーは個人だけの能力の問題ではなく、情報提供者や医療機関などの組織にも、理解・利用しやすい情報とサービスを提供する責任があるという考え方へ拡張されている。[1]

安全性・注意点

難しい説明や複雑な受診手順を利用者側だけの責任とすると、必要な情報やサービスへ到達しにくくなる。情報は対象者が実際に理解し利用できるかまで確認する必要がある。[2]

参考文献・参考情報

  1. CDC: What Is Health Literacy? ↩本文
  2. CDC: Understanding Health Literacy ↩本文

カテゴリ:基礎概念

タグ:ヘルスリテラシー / 健康情報 / 意思決定

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関連項目