持ち越し効果

最終更新:2026年8月11日 最終確認:2026年8月12日

クロスオーバー試験で、前の治療や介入の影響が次の期間まで残り、次の結果に影響する現象。

概要

持ち越し効果とは、クロスオーバー試験などで前の介入の影響が次の期間まで残ることをいう。英語ではcarryover effectと呼ばれる。

研究上の問題

持ち越し効果があると、後に行った治療の効果と前の治療の残存効果を区別しにくくなる。そのため、介入の間にウォッシュアウト期間を設けることがある。

関連項目

クロスオーバー試験バイアスを参照。

エビデンス・科学的評価

クロスオーバー試験の設計・解析では持ち越し効果の可能性を考慮する必要がある。介入の作用が長く残る場合はクロスオーバー設計が適さないこともある。

安全性・注意点

研究結果を読む際、クロスオーバー試験で十分なウォッシュアウトが設けられているか、持ち越し効果が検討されているかを確認する。

参考文献・参考情報

  1. NIH: Clinical Research Trials and You - The Basics
  2. ClinicalTrials.gov: Glossary Terms

カテゴリ:科学的評価

タグ:クロスオーバー試験 / 研究方法

関連項目