概要
正中神経は前腕から手根管を通って手へ入り、親指と人差し指、中指などの感覚や親指の運動に関わる。手根管内の腱の腫れなどで圧力が高まると神経機能が障害される。[1]
原因と関連要因
手首の外傷、糖尿病、関節リウマチ、妊娠や更年期などの体液変化、甲状腺機能低下症、反復する手作業などが関連する。長時間のタイピング自体が手根管症候群の原因であることは証明されていない。[1][2]
診断
病歴と診察に加え、必要に応じて神経伝導検査、筋電図、超音波、X線などを用いる。症状の分布や親指の筋力なども評価する。[1][2]
治療
早期では夜間の手首装具、休息、痛みを抑える薬、ステロイド注射などが用いられる。症状が重い、または保存療法で改善しない場合には、手根管を広げて神経圧迫を減らす手術が検討される。[1][2]