概要
C. difficileは環境中に存在する細菌で、特に抗菌薬の使用中や使用後に感染症を起こしやすい。抗菌薬によって腸内の感染防御に関わる細菌まで減ることが背景となる。[1]
感染者の便で汚染された食べ物、物の表面、物品などを介して広がることがある。高齢者、入院・介護施設の利用者、免疫機能が低下している人、過去にC. difficile感染症があった人ではリスクが高い。[1]
症状と診断
主な症状は、水様便や頻回の排便、発熱、腹部の圧痛や痛み、食欲低下、吐き気である。重い下痢では脱水につながることがある。[1]
最近の抗菌薬使用歴と症状を確認し、便の検査で診断する。合併症が疑われる場合にはX線やCTなどの画像検査が行われることもある。[1]
治療と再発
治療にはC. difficileに有効な抗菌薬が用いられる。別の抗菌薬を使用中に発症した場合、その薬の中止を検討することがある。重症例では入院や手術が必要になることもある。[1]
感染後2〜8週間以内に再発する人があり、繰り返す感染に対しては便微生物移植(FMT)などが用いられることがある。[1]
関連項目
細菌性赤痢(シゲラ感染症)、下痢、感染性胃腸炎を参照。