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自己免疫疾患

2026年8月14日 02:35 / 雨崎ハーリィ に保存された版

自己免疫疾患は、本来は感染などから体を守る免疫系が、誤って自分自身の正常な細胞や組織を攻撃することで起こる病気の総称である。80種類を超える自己免疫疾患がある。[1]

概要

免疫系は通常、体内に入った細菌やウイルスなどを異物として認識し、排除する。自己免疫疾患では、この仕組みが正常な臓器や組織を誤って標的にする。皮膚、肝臓、膵臓、関節、肺、眼など、ほぼあらゆる部位が影響を受ける可能性がある。[1]

主な例

円形脱毛症では皮膚・毛包に関わる自己免疫反応が起こり、自己免疫性肝炎では肝臓が、1型糖尿病では膵臓のインスリン産生細胞が標的となる。関節リウマチでは関節だけでなく肺や眼なども影響を受けることがある。[1]

原因と症状

自己免疫疾患がなぜ起こるかは完全には分かっていない。家族内でみられる傾向があり、特定の遺伝的背景を持つ人で、ウイルスや化学物質など環境要因が発症の引き金になる可能性がある。[1]

症状は病気と障害される部位によって異なる。炎症に伴う赤み、腫れ、熱感、痛みなどがみられることがあり、症状が強くなる増悪期と、軽くなったり消えたりする寛解期を繰り返す場合がある。[1]

診断と治療

自己免疫疾患は症状が他の病気と重なるため診断が難しいことがある。病歴や症状を確認し、必要に応じて抗核抗体などの自己抗体検査、炎症反応、免疫関連の血液検査などが用いられる。治療は病気により異なり、免疫反応や炎症を抑える薬が使われることがある。[1]

エビデンス・科学的評価

自己免疫疾患は多様な臓器を障害し、症状が他の病気と重なるため、単一の症状や一つの検査だけで診断できないことがある。[1]

安全性・注意点

自己免疫疾患は人から人へ感染する病気ではない。症状が繰り返す場合や複数の臓器にまたがる症状がある場合は、病歴や家族歴を含めた評価が重要となる。[1]