アシュワガンダ

最終更新:2026年8月20日

アシュワガンダは、インド、アフリカ、中東の一部に自生する常緑低木で、伝統的なアーユルヴェーダ医学で利用されてきた植物である。現在は主にストレス、睡眠、男性不妊、運動能力などを目的とするサプリメントとして販売されている。[1]

特徴

アシュワガンダ(Withania somnifera)には、ウィザノライドと呼ばれる成分群を含む複数の生理活性成分がある。市販サプリメントでは根、葉、または両方の抽出物が用いられる。[1]

ストレスと睡眠

臨床研究では、一部のアシュワガンダ製剤がストレス不眠の改善に役立つ可能性が示されている。一方、不安への効果は明確でなく、研究ごとに製剤や対象者が異なり、小規模試験も多い。[1]

その他の用途

2〜4か月の摂取でテストステロン値や精子の質が改善する可能性を示す限定的な研究がある。ただし、運動能力、認知機能、糖尿病更年期症状など他の目的では、有効性を判断できる十分な根拠がない。[1]

安全性

アシュワガンダは短期使用では比較的安全と考えられているが、長期安全性は十分に分かっていない。眠気、部不快感、下痢嘔吐などが起こることがあり、まれに肝障害との関連も報告されている。妊娠中・授乳中、手術予定がある人、自己免疫疾患や甲状腺疾患がある人では使用を避けることが推奨され、糖尿病薬、降圧薬、免疫抑制薬、鎮静薬、抗てんかん薬、甲状腺ホルモン薬などとの相互作用にも注意が必要である。[1]

エビデンス・科学的評価

アシュワガンダはストレスと不眠について一定の利益を示す研究があるが、研究規模や製剤の違いにより確実性には限界がある。COVID-19を含むその他の多くの用途では、十分な高品質エビデンスはない。[1]

参考文献・参考情報

  1. NCCIH: Ashwagandha: Usefulness and Safety ↩本文

カテゴリ:伝統医学 / 自然物・栄養

タグ:アーユルヴェーダ / ハーブ

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