結核

最終更新:2026年8月13日

結核は、結核菌(Mycobacterium tuberculosis)による細菌感染症であり、主に肺を侵すが、腎臓、脊椎、脳など他の臓器にも起こりうる。感染しても必ず発病するわけではなく、潜在性結核感染と活動性結核に分けられる。[1]

感染と病型

肺や喉に活動性結核がある人が咳、くしゃみ、会話、歌唱などをすると結核菌が空気中に広がり、吸い込むことで感染する。潜在性結核感染では症状がなく他者へうつさないが、将来免疫機能が低下した場合などに活動性結核へ進む可能性がある。[1]

症状

活動性結核の症状は感染部位によって異なる。全身症状として発熱悪寒、寝汗、意図しない体重減少食欲低下疲労などがあり、肺結核では3週間を超える咳、血痰、胸痛などがみられる。[1]

検査

結核菌への感染を調べるには皮膚検査または血液検査が用いられる。感染が確認された場合、活動性結核かどうかを調べるため、肺結核では喀痰検査や胸部X線などが行われる。[1]

治療

潜在性結核感染と活動性結核はいずれも抗菌薬で治療する。治療期間は治療計画によって数か月に及び、処方どおりに服薬しないと結核菌が薬剤耐性を獲得して治療が難しくなることがある。[1]

関連項目

骨髄炎肺炎を参照。

エビデンス・科学的評価

結核は適切な抗菌薬治療によってほぼ常に治癒できるが、正しく治療されなければ死亡につながることがある。薬剤耐性結核では特別な薬が必要になり、治療が長期化することがある。[1]

安全性・注意点

活動性の肺結核や咽頭結核では他者へ感染させる可能性があるため、治療初期には自宅で過ごすなど感染拡大を防ぐ対策が必要になる。服薬中断や不十分な服薬は薬剤耐性化につながる可能性がある。[1]

参考文献・参考情報

  1. MedlinePlus: Tuberculosis ↩本文

カテゴリ:呼吸 / 感染症 / 症状・疾患

タグ:感染症 / 結核菌 /