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トランス脂肪酸

2026年8月17日 21:07 / 雨崎ハーリィ に保存された版

トランス脂肪酸は、工業的または天然に生じる不飽和脂肪酸である。摂取量が多いほど冠動脈疾患や死亡の危険が高まり、健康上の利益は確認されていない。[1]

種類と由来

工業的トランス脂肪酸は、液体油へ水素を加えて固体化する部分水素添加によって作られる。反芻動物である牛、羊、ヤギなどの肉や乳製品にも天然のトランス脂肪酸が含まれる。[1]

主な食品源

工業的な供給源には、マーガリン、ショートニング、部分水素添加油、一部の揚げ物、クラッカー、ビスケット、パイなどの焼き菓子がある。高温の揚げ油でも少量が生じるが、部分水素添加油に含まれる量より少ない。[1]

摂取の目安

世界保健機関は成人の摂取量を総エネルギーの1%未満とするよう勧告している。2,000 kcalの食事では一日2.2 g未満に相当し、工業的トランス脂肪酸は多価不飽和脂肪酸や一価不飽和脂肪酸に富む油脂へ置き換えることが推奨される。[1]

エビデンス・科学的評価

世界保健機関は、高いトランス脂肪酸摂取が全死因死亡34%増、冠動脈疾患死亡28%増、冠動脈疾患21%増と関連するとまとめている。工業的トランス脂肪酸の除去は、食品の費用、味、入手可能性を変えずに実施できるとしている。[1]

安全性・注意点

工業的由来と反芻動物由来のトランス脂肪酸はいずれも有害とされる。工業的トランス脂肪酸は健康的な食事の一部ではなく、可能な限り避けることが勧告されている。[1]