特徴
記憶だけでなく、注意、実行機能、言語など一つ以上の認知領域が低下し得る。本人や家族の気付きと客観的な評価の両方が診断に関わるが、日常活動を独立して行う能力は保たれる。[1]
経過
MCIは認知症の早期段階である場合がある一方、全員が認知症へ進むわけではなく、別の疾患が原因となることもある。原因によっては早く見つけることで治療しやすいものもある。[1]
評価と追跡
正常な加齢、主観的な訴えだけの状態、認知症、せん妄、精神疾患などと区別し、認知検査と機能評価を行う。診断後は状態の変化を確認するため定期的な追跡が必要である。[1]
認知症との違い
MCIでは認知機能の低下を認めるが、日常生活の自立はおおむね保たれる。認知症では認知機能低下が生活の自立へ明確に影響するため、両者は機能障害の程度で区別される。[1]
経過は一様ではない
MCIの一部は認知症へ進行するが、長期間安定する人や認知機能が改善する人もいる。薬剤、睡眠障害、気分障害など治療可能な要因が認知機能へ影響していないかを確認し、定期的に経過を評価する。[1]