概要
SGLT2阻害薬にはカナグリフロジン、ダパグリフロジン、エンパグリフロジン、エルツグリフロジンなどがある。腎臓でブドウ糖とナトリウムを再吸収するSGLT2を阻害し、尿糖を増やして血糖を低下させる。[1]
作用の仕組み
SGLT2阻害により近位尿細管でのブドウ糖再吸収が減り、尿中への糖排泄が増える。同時にナトリウム排泄や浸透圧利尿が起こり、体重や血圧にも影響する。糸球体内圧を低下させる作用などを通じ、腎保護につながると考えられている。[1]
主な利用
2型糖尿病の血糖管理に使われるほか、ダパグリフロジンやエンパグリフロジンなどでは、糖尿病の有無にかかわらず心不全や慢性腎臓病で心血管・腎イベントを減らす適応がある。薬剤ごとに承認された対象や腎機能条件は異なる。[1]
モニタリング
開始前と治療中に腎機能、血圧、体液量、血糖、HbA1cなどを確認する。治療開始直後にeGFRが一時的に低下することがあるが、軽度の低下は想定される血行動態変化として扱われる。[1]