褐色細胞腫

最終更新:2026年8月13日

褐色細胞腫は、主に副腎髄質に生じ、アドレナリンやノルアドレナリンなどのカテコールアミンを過剰に分泌するまれな腫瘍である。[1][2]

症状

発作性または持続性の高血圧頭痛動悸、発汗などが代表的で、蒼白、震え、胸腹部痛、体重減少などを伴うことがある。[1][2]

特徴

多くは副腎に生じ、良性であることが多い。複数腫瘍や副腎外の腫瘍として現れる場合があり、一部は遺伝性症候群に関連する。[1][2]

診断

血中・尿中のカテコールアミンやメタネフリンを測定し、CT、MRI、MIBGシンチグラフィなどで腫瘍の位置を調べる。[1]

治療

手術で腫瘍を摘出することが中心となる。手術前には薬で血圧と脈拍を十分に安定させる必要がある。切除できない場合には薬物療法などでホルモン作用や病勢を管理する。[1][2]

関連項目

アジソン病(原発性副腎不全)クッシング症候群原発性副甲状腺機能亢進症を参照。

エビデンス・科学的評価

切除可能な褐色細胞腫では手術が標準的な治療であり、周術期の急激な血圧変動を防ぐため、術前に血圧と脈拍を薬で安定させることが重要となる。[1]

安全性・注意点

カテコールアミン過剰は重度の高血圧や循環器症状を起こす可能性がある。手術前後は血圧・脈拍を厳重に監視する。治療後も再発確認のため定期検査が必要となる場合がある。[1]

参考文献・参考情報

  1. MedlinePlus Medical Encyclopedia: Pheochromocytoma ↩本文
  2. MedlinePlus: Pheochromocytoma ↩本文

カテゴリ:代謝 / 症状・疾患

タグ:カテコールアミン / 副腎 / 高血圧