原因・進展
扁桃の感染が周囲組織へ広がって膿瘍を形成する。感染が頸部や胸部へ広がったり、腫れた組織が気道をふさいだりすることがある。[1]
症状
片側に強い咽頭痛、同側の耳痛、開口困難、嚥下困難、流涎、くぐもった声、顎や頸部のリンパ節痛などがみられる。診察では片側の腫脹や口蓋垂の偏位が手がかりとなる。[1]
診断・治療
診察に加えて、必要に応じて針吸引、CT、内視鏡で評価する。膿瘍を形成している場合は針や切開で排膿し、抗菌薬を用いる。[1]
特徴的な診察所見
片側の扁桃周囲が腫れ、口蓋垂が反対側へ押される所見や、口を開けにくい開口障害、くぐもった声などが診断の手掛かりとなる。[1]
気道への影響
腫脹が強いと嚥下が難しくなるだけでなく、まれに気道を狭めることがある。感染が頸部の深い組織へ広がる可能性もあるため、膿瘍形成時には排膿と抗菌薬治療が重要となる。[1]