肺気腫は、慢性閉塞性肺疾患(COPD)の一型で、肺胞の壁が壊れて弾力性が失われ、酸素と二酸化炭素の交換が難しくなる病気である。[1]
原因
主な原因は長期間にわたる肺への刺激物への曝露であり、特に喫煙が代表的である。受動喫煙、大気汚染、職場や環境中の化学物質や粉じんも関与しうる。まれにα1アンチトリプシン欠乏症が原因となる。[1]
症状
初期には無症状または軽症のことがあるが、進行すると咳、喘鳴、痰、運動時の息切れ、胸部圧迫感などがみられる。重症では体重減少、下肢筋力低下、足や下腿のむくみが出ることもある。[1]
診断
病歴や家族歴に加え、肺機能検査、胸部X線やCT、血液検査などが用いられる。[1]
治療
肺気腫そのものを治す治療はないが、禁煙、肺刺激物の回避、気管支拡張薬、吸入ステロイド、酸素療法、呼吸リハビリテーションなどで症状や進行を管理する。重症例では手術や肺移植が検討されることがある。[1]
関連項目
慢性閉塞性肺疾患(COPD)、
息切れ・呼吸困難、
肺高血圧症を参照。
エビデンス・科学的評価
参考文献では、肺気腫は進行性のCOPDであり、禁煙が最も重要な治療要素とされ、薬物療法、酸素療法、呼吸リハビリなどを組み合わせるとされる。[1]
安全性・注意点
息ができない、会話が困難になるなど重い呼吸困難がある場合は救急対応が必要である。発熱など感染徴候や症状の悪化がある場合も医療機関への相談が必要である。[1]
カテゴリ:呼吸 / 症状・疾患
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