ボツリヌス症は、Clostridium botulinumが作る毒素によって起こる、まれだが重篤な疾患である。神経や筋肉の働きを障害し、すべての型が医療上の緊急事態となり得る。[1]
概要
食餌性ボツリヌス症は毒素で汚染された食品から、創傷ボツリヌス症は傷口で菌が毒素を作ることで、乳児ボツリヌス症は乳児が土や蜂蜜などから菌の芽胞を摂取することで起こる。[1]
症状
複視やかすみ目、眼瞼下垂、ろれつが回らない、嚥下困難、口渇、筋力低下などがみられる。神経筋機能が障害されるため、重症化すると生命に関わる。[1]
治療と予防
治療には抗毒素、集中治療、感染した創傷の処置などが用いられる。予防では家庭での瓶詰め食品の適切な管理、乳児に蜂蜜を与えないこと、感染創の速やかな治療が重要である。[1]
関連項目
髄膜炎、
髄膜炎菌感染症、
破傷風を参照。
エビデンス・科学的評価
抗毒素や集中治療などが治療に用いられ、早期の医療対応が重要である。[1]
安全性・注意点
ボツリヌス症は致死的になり得る医療上の緊急事態であり、視覚異常、嚥下障害、筋力低下などがある場合は迅速な対応が必要である。[1]
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