大脳基底核

最終更新:2026年8月20日

大脳基底核は大脳深部にある神経核群で、主に随意運動の選択・開始・抑制を調節し、学習、報酬、認知にも関与する。[1]

概要

主要構成には尾状核、被殻、淡蒼球、黒質、視床下核などが含まれ、皮質・視床との回路を形成する。線条体は皮質からの入力を受け、複数の経路を介して運動出力を調節する。[1]

構造と機能

直接路と間接路などの回路が適切な運動を促進し、不適切な運動を抑える方向に働く。ドーパミンはこれらの回路調節に重要である。[1]

直接路と間接路

線条体から淡蒼球内節・黒質網様部へ向かう直接路は運動を促進する方向に、淡蒼球外節と視床下核を経由する間接路は運動を抑制する方向に働く古典的な回路として説明される。両者は実際の運動時に協調して活動する。[1]

ドーパミンによる調節

黒質緻密部から線条体へ投射するドーパミンはD1系受容体を介して直接路を促進し、D2系受容体を介して間接路を抑える方向に作用する。パーキンソン病ではこのドーパミン入力の低下が運動症状に関係する。[1]

エビデンス・科学的評価

大脳基底核は単純な『運動中枢』ではなく、運動プログラムの選択や習慣学習、報酬関連処理などを担うネットワークである。[1]

安全性・注意点

基底核回路の障害はパーキンソン病、ハンチントン病、ジストニアなどの運動異常に関与する。症状は障害される回路や部位によって異なる。[1]

参考文献・参考情報

  1. NCBI Bookshelf: Neuroanatomy, Basal Ganglia ↩本文

カテゴリ:人体・生理 / 神経

タグ:大脳基底核 / / 運動

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