概要
季節性感情障害は独立した診断名というより、うつ病または双極性障害の「季節性パターン」として捉えられる。典型的には秋から冬に抑うつエピソードが起こり、春から夏に軽快する。[1]
症状
抑うつ気分や意欲低下に加え、冬季型では過眠、過食、炭水化物への強い欲求、体重増加などがみられることがある。日照時間との関連が考えられている。[1]
診断
診断では詳しい病歴と精神状態を評価し、気分エピソードが特定の季節と繰り返し対応しているかを確認する。DSM-5-TRでは、過去2年間に季節との明確な時間的関係があり、同じ極性の非季節性エピソードがないことなどが季節性パターンの判断に用いられる。[1]
治療
治療には高照度光療法、認知行動療法、抗うつ薬などが用いられる。高照度光療法は一般に朝に実施し、秋冬型の抑うつ症状に対する主要な治療選択肢となる。ブプロピオン徐放製剤は季節性うつ病の予防に用いられることがある。[1]