季節性感情障害

最終更新:2026年8月15日

季節性感情障害は、特定の季節に繰り返して気分エピソードが出現し、季節が変わると軽快する季節パターンを持つ気分障害である。[1]

概要

季節性感情障害は独立した診断名というより、うつ病または双極性障害の「季節性パターン」として捉えられる。典型的には秋から冬に抑うつエピソードが起こり、春から夏に軽快する。[1]

症状

抑うつ気分や意欲低下に加え、冬季型では過眠、過食、炭水化物への強い欲求、体重増加などがみられることがある。日照時間との関連が考えられている。[1]

診断

診断では詳しい病歴と精神状態を評価し、気分エピソードが特定の季節と繰り返し対応しているかを確認する。DSM-5-TRでは、過去2年間に季節との明確な時間的関係があり、同じ極性の非季節性エピソードがないことなどが季節性パターンの判断に用いられる。[1]

治療

治療には高照度光療法、認知行動療法、抗うつ薬などが用いられる。高照度光療法は一般に朝に実施し、秋冬型の抑うつ症状に対する主要な治療選択肢となる。ブプロピオン徐放製剤は季節性うつ病の予防に用いられることがある。[1]

エビデンス・科学的評価

季節性感情障害では高照度光療法、心理療法、薬物療法などが研究され、特に秋冬型の症状に高照度光療法が主要な選択肢として用いられる。[1]

安全性・注意点

光療法では頭痛や眼精疲労などが起こることがあり、眼疾患のある人では開始前の眼科評価が推奨される。双極性障害では気分の躁転にも注意が必要となる。[1]

参考文献・参考情報

  1. NCBI Bookshelf: Seasonal Affective Disorder ↩本文

カテゴリ:メンタルヘルス / 症状・疾患

タグ:うつ / 季節性 / 季節性感情障害

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関連項目