ペロニー病

最終更新:2026年8月13日

ペロニー病は、陰茎の白膜に線維性の瘢痕組織であるプラークが形成され、勃起時の陰茎の湾曲、痛み、短縮などを起こす疾患である。[1][2]

経過

発症初期の急性期にはプラーク形成、湾曲の進行、痛みがみられ、通常12〜18か月ほどで慢性期へ移行して湾曲が安定し、痛みが軽くなることがある。[1]

原因

明確な原因は分からないが、性交やスポーツなどによる急性または反復性の微小損傷や、自己免疫反応が関係すると考えられている。[1][2]

診断

病歴と身体診察が基本で、プラークは勃起していない状態でも触知できる場合がある。湾曲の評価には勃起時の写真や、必要に応じて超音波などが用いられる。[1][2]

治療

症状が軽く性交に支障がない場合は治療を必要としないことがある。非手術治療にはプラーク内注射などがあり、コラゲナーゼ注射は一定条件の湾曲に対するFDA承認治療である。湾曲が安定し性交が困難な場合には手術が検討される。[1]

関連項目

勃起不全(ED)男性不妊尿路感染症(UTI)を参照。

エビデンス・科学的評価

治療目標は痛みの軽減、陰茎をまっすぐまたはそれに近い状態へ近づけること、性交能力の維持・回復である。全員が治療を必要とするわけではなく、病期と湾曲の程度で方法を選ぶ。[1]

安全性・注意点

手術では陰茎短縮、感覚低下、勃起不全などの合併症が起こる場合がある。急な強い陰茎痛と腫れ・皮下出血は陰茎損傷の可能性があり、速やかな医療評価が必要となる。[1][2]

参考文献・参考情報

  1. NIDDK: Penile Curvature (Peyronie's Disease) ↩本文
  2. MedlinePlus Medical Encyclopedia: Curvature of the Penis ↩本文

カテゴリ:泌尿器 / 症状・疾患

タグ:性機能 / 線維化 / 陰茎