オッズ比(Odds Ratio:OR)は、ある曝露がある群とない群で、事象が起こるオッズを比較する指標である。症例対照研究などで曝露と結果の関連の強さを表すために用いられる。[1]
定義
オッズは「事象が起こる確率」と「起こらない確率」の比である。オッズ比は、曝露群のオッズを非曝露群のオッズで割って求める。2×2表では、各セルをa、b、c、dとするとOR=ad/bcで表される。[1]
解釈
ORが1なら両群のオッズは同じである。1より大きい場合は曝露群で事象のオッズが高く、1より小さい場合は曝露群で低いことを示す。[1]
信頼区間
オッズ比は通常、95%信頼区間などとともに示される。95%信頼区間に1を含む場合、その信頼水準では曝露によってオッズが増えるか減るかを明確に判断できない。[1]
リスク比との違い
オッズ比はオッズの比であり、発生確率そのものの比であるリスク比とは異なる。事象がまれな場合には両者が近い値になることがあるが、事象が一般的になるほどオッズ比はリスク比より大きな値を示し得る。[1]
関連項目
リスク比、
ハザード比、
信頼区間を参照。
エビデンス・科学的評価
オッズ比は症例対照研究で特に広く用いられ、曝露と事象との関連の強さを数量化できる。推定値だけでなく信頼区間を併記することで、関連の方向と推定の不確実性を評価できる。[1]
安全性・注意点
オッズ比を「何倍の確率」や「何倍のリスク」とそのまま言い換えるのは不適切な場合がある。特に事象がまれでない場合はリスク比との差が大きくなり得るため、指標の定義を区別して解釈する必要がある。[1]
カテゴリ:科学的評価
タグ:効果指標 / 疫学 / 統計
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オッズ比
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