概要
メトホルミンは2型糖尿病の代表的な経口血糖降下薬で、単独または他の糖尿病薬と併用される。即放性製剤と徐放性製剤がある。[1]
作用の仕組み
主に肝臓での糖新生を抑え、腸管からの糖吸収を減らし、末梢組織のインスリン感受性を高めることで血糖を下げる。単独では低血糖を起こしにくく、体重は中立〜軽度減少することがある。[1]
使用とモニタリング
治療中は空腹時・食後血糖、HbA1cに加え、腎機能を定期的に確認する。長期使用ではビタミンB12低下が起こることがあるため、貧血や末梢神経症状がある場合などはB12の評価が推奨される。[1]
使用できない場合
重度の腎機能低下、代謝性アシドーシス、薬剤過敏症などでは使用しない。手術、脱水、ヨード造影剤使用など、乳酸アシドーシスのリスクが高まる状況では一時中止が必要になる場合がある。[1]
体内動態と服用
メトホルミンは肝臓でほとんど代謝されず、主に未変化体のまま腎臓から排泄されるため、腎機能の確認が安全な使用に重要である。消化器症状を減らす目的で食事とともに服用することが推奨され、通常は少量から段階的に増量する。[1]