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メトホルミン

2026年8月20日 16:12 / 雨崎ハーリィ に保存された版

メトホルミンは、主に2型糖尿病の血糖管理に用いられるビグアナイド系薬である。肝臓での糖産生を抑え、インスリン感受性を高めるなどして空腹時・食後血糖を低下させる。[1]

概要

メトホルミンは2型糖尿病の代表的な経口血糖降下薬で、単独または他の糖尿病薬と併用される。即放性製剤と徐放性製剤がある。[1]

作用の仕組み

主に肝臓での糖新生を抑え、腸管からの糖吸収を減らし、末梢組織のインスリン感受性を高めることで血糖を下げる。単独では低血糖を起こしにくく、体重は中立〜軽度減少することがある。[1]

使用とモニタリング

治療中は空腹時・食後血糖、HbA1cに加え、腎機能を定期的に確認する。長期使用ではビタミンB12低下が起こることがあるため、貧血や末梢神経症状がある場合などはB12の評価が推奨される。[1]

使用できない場合

重度の腎機能低下、代謝性アシドーシス、薬剤過敏症などでは使用しない。手術、脱水、ヨード造影剤使用など、乳酸アシドーシスのリスクが高まる状況では一時中止が必要になる場合がある。[1]

体内動態と服用

メトホルミンは肝臓でほとんど代謝されず、主に未変化体のまま腎臓から排泄されるため、腎機能の確認が安全な使用に重要である。消化器症状を減らす目的で食事とともに服用することが推奨され、通常は少量から段階的に増量する。[1]

エビデンス・科学的評価

メトホルミンは生活習慣改善だけで十分な血糖管理が得られない2型糖尿病で広く用いられ、血糖低下、低い低血糖リスク、体重への中立的な影響などから重要な治療薬とされる。[1]

安全性・注意点

下痢、悪心、嘔吐などの消化器症状が比較的多い。まれだが重篤な乳酸アシドーシスがあり、とくに重度腎障害や脱水などではリスクが高まる。長期使用ではビタミンB12欠乏にも注意する。[1]