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用手的リンパドレナージ

2026年8月17日 21:07 / 雨崎ハーリィ に保存された版

用手的リンパドレナージは、手技によってリンパ液の排出を促すことを目的とした療法であり、乳がん治療後のリンパ浮腫では複合的理学療法の一要素として用いられる。[1]

概要

乳がん関連リンパ浮腫は、手術や放射線治療によってリンパの運搬能力が低下し、腕、乳房、胸壁などにリンパ液が蓄積する状態である。用手的リンパドレナージは、軽く特定の方法で皮膚に触れ、リンパ排出を促す手技として位置づけられる。[1]

複合的理学療法での位置づけ

複合的理学療法は、用手的リンパドレナージ、圧迫療法、皮膚ケア、リンパ浮腫軽減運動から成る。第1段階では腫脹の軽減を目指し、第2段階では圧迫着衣やセルフケアなどによって軽減した状態を維持する。[1]

評価される項目

治療効果は、患側と健側の体積差、治療前後の体積減少量、基準時の余剰体積に対する減少率などで評価される。痛み、重さ、関節可動域、生活の質なども検討対象となる。[1]

エビデンス・科学的評価

6試験208人を含むコクランレビューでは、圧迫包帯単独に用手的リンパドレナージを加えると減少率が平均7.11ポイント上乗せされたが、試験は小規模で、機能や生活の質の結果は矛盾または不十分であった。[1]

安全性・注意点

レビューに含まれた試験では用手的リンパドレナージは忍容性があり安全と報告されたが、各試験は24〜45人と小規模であり、安全性の評価範囲には限界がある。[1]