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胆汁うっ滞

2026年8月17日 21:07 / 雨崎ハーリィ に保存された版

胆汁うっ滞は、胆汁の流れが著しく低下または停止し、ビリルビンや胆汁酸などの胆汁成分が血中や肝内に蓄積する状態である。[1]

分類と原因

肝細胞や肝内胆管の問題による肝内胆汁うっ滞と、肝外胆管の閉塞による肝外胆汁うっ滞に分けられる。原因にはウイルス性肝炎、薬剤、妊娠、遺伝性の胆汁輸送異常、胆石、胆管狭窄、胆管がん、膵がんなどがある。[1]

症状と検査所見

黄疸、かゆみ、疲労、脂肪と脂溶性ビタミンの吸収不良、黄色腫などがみられる。血液検査ではアルカリホスファターゼ優位の上昇が特徴だが、重い胆汁うっ滞でも血清ビリルビンが正常で、黄疸を伴わずにかゆみが現れることがある。[1]

評価と対応

病歴、肝機能検査、画像検査を組み合わせ、必要に応じて肝生検を行って原因と閉塞部位を検討する。対応は原因の除去と症状緩和が中心で、病態により薬物療法、内視鏡・外科的処置、重症例では肝移植が検討される。[1]

エビデンス・科学的評価

診断では肝内性と肝外性を区別し、臨床所見、血液検査、画像、必要時の組織検査を統合することが重視される。治療法は単一ではなく、原因疾患と閉塞の有無に依存する。[1]

安全性・注意点

胆汁酸の停滞は肝細胞膜を傷害し、閉塞が続く場合も肝毒性を生じ得る。黄疸や強いかゆみ、脂肪吸収不良などがある場合は原因の評価が必要である。[1]