それに対し竜崎は
「お前(城之内)の言うことはいちいちが正し過ぎてムカつくっちゅうわけや」
「お前の言う努力なんて、みんな死ぬほどしとるわ!羽蛾かて孔雀舞かてなぁ」
「せやけどどうにもならんもんはどうにもならへん…」
「わかるか城之内。お前みたいなスポ根野郎にはワイらの苦しみは一生わからへんやろ!」
と返します。
これまでギャグテイストで描かれることが多かった竜崎ですが、
ドーマ編のテーマが「心の闇」ということで中々シリアスな話が飛び交いました。
非凡なデュエリストが大きく取り上げられる「遊戯王」という作品において、
竜崎や羽蛾のような常に負け続きのデュエリストだからこそ重い意味を持つ上記のセリフでしょう。
「城之内の言うことは正しいけれど、正しいままじゃ城之内の実力には届かない」と判断した上で
「正しくない手段を使ってでも強くなりたかった」
という考えに至ったわけですね。
常に前向きで、努力に応じた結果を得てきた城之内と、
努力をしても報われず、置いて行かれることが多かった竜崎というこの一連のシーンでは
「自分を凡人である」と感じている方は特に共感するところのあるシーンではないでしょうか。
対戦は竜崎の敗北。
しかし城之内としても「竜崎を弄んだドーマは許せねえ」と心に響く何かはあった様子。
王国編、決闘都市編、そしてドーマ編と、特に絡む機会は多かったですからねこの2人は。
また、この対戦でも竜崎の切り札はタイラントドラゴンでした。
そこまで頑なに切り札にドラゴン族を使い続ける理由は何なんだ竜崎
またこの話はインセクター羽蛾 vs 闇遊戯 戦と同時進行で行われており、
竜崎が敗北後に羽蛾はしっかりバーサーカーソウルされています。
KCグランプリ編:vs ジーク
【竜崎の通算戦績:0勝7敗】
ついに竜崎の最終戦。
しかし何とここで「ブラックティラノ」という恐竜族モンスターを
ついに切り札として使用します!!
これには全国の竜崎ファンも驚愕。
最後の対戦にして、やっと真のダイナソー使いになれたようです。
しかし結果はジークの新カードによって詳細な描写はカットされ、羽蛾ごと敗北。
まあまだまだ出番が設けられているジークをがっつり描くわけにはいかないので、やむを得ませんが…
最後の最後まで描写カット&敗北とは中々厳しいですね。
東映版映画:vs 海馬
【竜崎の通算成績:0勝8敗】
おっとこれも忘れてはいけません。
東映版映画でも出番があったんでした、このキャラは。
しかし海馬に敗れ、急いでその場を走り去る竜崎。
映画ですら描写カット&敗北という、もはや現場でも徹底されているのかと思うほどの恒例っぷりです。
以上がダイナソー竜崎の全対戦。
描写のある対戦では全て敗北を喫しており、
更に多くの対戦では一部の描写が、もしくはそのほとんどの描写が省略されているという散々な結果に。
とはいえキャラクターを深めるための心理面の描写も多く、
単純なかませ犬とは一線を画すキャラクターでもあると思います。
まああとは私が単純に竜崎が好きなので推しているというのもありますが。
というわけで今回はこの辺りで記事を締めます。
また次回お会いしましょう、さようなら。
コメント
小学生の頃自分も竜崎バリ好きでした!
レッドアイズやタイラントドラゴンを使うなんとも言えないお茶目さデュエル中は正々堂々してる所や負けっぷりの良さが好きでした
わかります!
可愛げがあっていいですよね