概要
T細胞は胸腺で正の選択と負の選択を受けて成熟する。T細胞受容体(TCR)とCD3を持ち、遊離した抗原そのものではなく、主要組織適合複合体(MHC)分子に提示された抗原を認識する。[1]
主な種類と役割
CD8陽性T細胞はMHCクラスI上の抗原を認識し、活性化後にはFas系やパーフォリン・グランザイム系を介して標的細胞のアポトーシスを誘導する。CD4陽性T細胞はMHCクラスII上の抗原を認識し、サイトカインを分泌してマクロファージ、B細胞、その他の免疫細胞を調節する。[1]
免疫応答の調節
CD4陽性T細胞にはTh1、Th2、Th17など複数のサブタイプがあり、細胞内病原体、寄生虫、細胞外細菌や真菌などへの免疫応答に異なる形で関与する。制御性T細胞はIL-10などの抑制性因子やCTLA-4を介し、過剰な免疫反応や自己反応性の抑制に関わる。[1]