概要
血液中ではリンは主にリン酸の形で存在する。リン酸は電解質の一つで、体液量や酸塩基平衡に関わるほか、骨や歯の形成、エネルギー産生、神経・筋肉の働きに必要である。体内のリン酸の多くはカルシウムとともに骨に存在する。[1]
検査の利用
血清リンは、特に慢性腎臓病、骨疾患、副甲状腺疾患の診断や経過観察に用いられる。カルシウム、ビタミンD、副甲状腺ホルモン(PTH)などの検査と合わせて評価されることが多い。[1]
高値と低値
高リン血症は慢性腎臓病や腎不全、副甲状腺機能低下症などに関連する場合がある。低リン血症は副甲状腺機能亢進症、ビタミンD不足、栄養不良などを含む複数の状態でみられることがある。[1]
結果の解釈
リン値の意味は症状、病歴、腎機能、カルシウムやPTHなど他の検査結果によって変わるため、単独の数値だけで原因を決めることはできない。[1]