概要
体内カルシウムの大部分は骨と歯に存在し、血液中にあるのは約1%である。血液中では蛋白と結合したカルシウムと、遊離して働くイオン化カルシウムがある。総カルシウム検査は両者を合わせて測定し、イオン化カルシウム検査は遊離型を測定する。[1]
検査の利用
血清カルシウムは一般的な健康評価のほか、骨、腎臓、消化器、甲状腺・副甲状腺などに関係する病気の診断や経過観察に用いられる。[1]
高値と低値
高値は副甲状腺機能亢進症、一部のがん、ビタミンD過剰などに関連する場合がある。低値は血中蛋白低下、副甲状腺機能低下症、ビタミンDやマグネシウム不足、膵炎、腎疾患などに関連することがある。[1]
骨との関係
血液中のカルシウム値は骨に蓄えられたカルシウム量を直接示すものではない。骨の健康状態を調べる場合には、骨密度検査など別の検査が用いられる。[1]