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プロバイオティクス

2026年8月13日 14:16 / 雨崎ハーリィ に保存された版

プロバイオティクスは、摂取したり体に使用したりしたときに健康上の利益をもたらすことを意図した生きた微生物である。ヨーグルトなどの発酵食品やサプリメントなどに含まれる。[1]

概要

プロバイオティクスは、摂取したり体に使用したりしたときに健康上の利益をもたらすことを意図した生きた微生物である。ヨーグルトなどの発酵食品、サプリメント、美容製品などに使われている。[1]

種類と特徴

代表的なものにはLactobacillus属やBifidobacterium属の細菌があり、Saccharomyces boulardiiのような酵母も使われる。重要なのは、同じ「プロバイオティクス」でも種類や菌株によって作用が異なる点である。ある菌株で効果がみられても、別の菌株で同じ効果が得られるとは限らない。[1]

プロバイオティクスは、体内の微生物の集まりを健康な状態に保つ、乱れた微生物叢の回復を助ける、有用な物質をつくる、免疫反応に影響するなど、複数の仕組みで働く可能性がある。[1]

プレバイオティクスとの違い

プレバイオティクスはプロバイオティクスとは異なり、望ましい微生物の増殖や活動を選択的に促す、消化されにくい食品成分である。プロバイオティクスとプレバイオティクスを組み合わせた製品はシンバイオティクスと呼ばれる。[1]

研究・エビデンス

プロバイオティクスは多くの健康目的で研究されているが、どの菌株が、どの人に、どの量で役立つかは十分に分かっていない。抗菌薬に伴う下痢では、2017年の17研究・3,631人をまとめたレビューで、抗菌薬と一緒にプロバイオティクスを使用した群は下痢の発生が約半分に減ったと報告された。ただし、研究の質は中等度であり、結論は暫定的とされた。[1]

過敏性腸症候群では、2018年の53研究・5,545人をまとめたレビューで、全体的な症状や腹痛に利益がある可能性が示された。一方、どの菌種・菌株・組み合わせが有効かまでは特定できていない。[1]

潰瘍性大腸炎、便秘、乳児疝痛、歯周病などでも研究されているが、結果や根拠の強さは目的ごとに異なる。特定のプロバイオティクスの結果を、すべての製品に当てはめることはできない。[1]

安全性・注意点

健康な人では長く使用されてきた一方、安全性を詳しく調べた研究は十分ではない。重い病気がある人や免疫機能が低下している人では、有害な影響のリスクが高くなる。[1]

早産児では、プロバイオティクス製品に含まれる微生物による重篤または致死的な感染症が報告されており、米国食品医薬品局(FDA)が医療従事者に警告している。また、製品表示にない微生物が混入していた例も報告されている。[1]

関連項目

プレバイオティクス、サプリメント、腸内細菌叢を参照。