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産後甲状腺炎

2026年8月17日 22:19 / 雨崎ハーリィ に保存された版

産後甲状腺炎は出産後1年以内に起こる破壊性自己免疫性甲状腺炎で、一過性の甲状腺中毒症に続いて甲状腺機能低下症となる二相性経過をとることがある。[1]

経過と症状

炎症を起こした甲状腺から蓄えられたホルモンが放出される甲状腺中毒期の後、甲状腺機能低下期へ移ることがある。動悸、不安、暑がり、疲労、寒がり、体重増加、抑うつなどは通常の産後変化と重なりやすい。[1]

検査と鑑別

甲状腺刺激ホルモンと遊離T4・T3の変化を時期に応じて評価する。バセドウ病との鑑別には臨床経過、TSH受容体抗体、必要時の放射性ヨウ素摂取などを用いる。[1]

管理と追跡

甲状腺中毒期は症状に応じたβ遮断薬、臨床的に重要な機能低下期は選択的なレボチロキシンが検討され、TSHと遊離T4を計画的に再評価する。[1]

エビデンス・科学的評価

StatPearlsの総説は、出産後1年以内という定義、二相性経過、ホルモン所見、バセドウ病との鑑別、治療と追跡をまとめている。[1]

安全性・注意点

症状が一般的な産後変化や産後の抑うつ・不安と重なるため見逃されやすい。授乳中の薬剤選択と、機能低下への移行や永続化を捉える定期追跡が必要である。[1]