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NK細胞

2026年8月15日 02:31 / 雨崎ハーリィ に保存された版

NK細胞(ナチュラルキラー細胞)は、自然免疫に属する大型顆粒リンパ球の一群であり、ウイルス感染細胞や腫瘍細胞などに対する早期の細胞傷害反応に関与する。[1]

概要

NK細胞は共通のNK/T細胞前駆細胞から生じ、骨髄や扁桃、脾臓、リンパ節などで発生・成熟する。B細胞やT細胞とは異なり、抗原受容体を遺伝子再構成によって作るのではなく、複数の活性化受容体と抑制性受容体のバランスによって標的細胞への反応が調節される。[1]

細胞傷害の仕組み

正常細胞ではMHCクラスI分子などを認識する抑制性シグナルがNK細胞の活性化を抑える。一方、感染や腫瘍化に伴う細胞表面の変化によって活性化シグナルが優位になると、NK細胞はパーフォリンやグランザイムなどを放出し、標的細胞のアポトーシスを誘導する。[1]

その他の働き

NK細胞はサイトカインやケモカインを分泌し、他の免疫細胞を調節するほか、CD16を介して抗体で標識された細胞を傷害する抗体依存性細胞傷害にも関与する。ヒトではCD56やCD16などの表面マーカーによって複数のサブセットが区別される。[1]

エビデンス・科学的評価

NK細胞は自然免疫の前線で働き、事前の感作を必要とせず感染細胞や腫瘍細胞に対する細胞傷害活性を示すことが説明されている。[1]

安全性・注意点

NK細胞の欠損や機能低下では、ヘルペスウイルス群などの感染に対する感受性が高まることがある。また、NK細胞は自己免疫疾患などで病態に関与する場合もある。[1]