概要
動機づけ面接では、変わりたい気持ちと変わりたくない気持ちが同時に存在する「両価性」を正常なものとして扱う。カウンセラーが説得して変化を起こすのではなく、本人の価値観、理由、強みを探索し、本人自身が変化について語ることを支援する。[1][2]
基本姿勢
MIの基本姿勢は、パートナーシップ、受容、思いやり、喚起の四つで説明される。カウンセラーと本人は協働関係をつくり、本人の自己決定と選択を尊重する。[1]
基本技能
中心的な技能はOARSと呼ばれ、開かれた質問、肯定、反射的傾聴、要約から構成される。とくに反射的傾聴は、本人の視点を理解し、共感を示しながら変化についての発言を深めるための基礎となる。[1][2]
四つのプロセス
MIは、関係を築く「関わる」、話し合う方向を定める「焦点化」、変化への理由や意欲を引き出す「喚起」、具体的な変化計画をつくる「計画」の四つの重なり合うプロセスで整理される。[1][2]
変化についての会話
MIでは、変化を支持する本人の発言を「チェンジトーク」、現状維持を支持する発言を「サステイントーク」と捉える。カウンセラーは議論や説得を避け、チェンジトークを引き出して強めることを目指す。[1]