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膜性腎症

2026年8月15日 03:55 / 雨崎ハーリィ に保存された版

膜性腎症は、腎臓の糸球体が障害され、大量の蛋白尿を起こしやすい糸球体疾患である。ネフローゼ症候群の原因の一つとなる。[1]

概要

膜性腎症では糸球体のポドサイトが障害され、尿へ蛋白が漏れやすくなる。浮腫、泡立つ尿、体重増加、高血圧など、ネフローゼ症候群に伴う症状で見つかることがある。[1]

原因

原因は一次性と二次性に分けられる。一次性では自己抗体が関与する免疫性の機序が重要である。二次性では感染症、自己免疫疾患、悪性腫瘍、薬剤などとの関連が検討される。[1]

診断

尿蛋白、血清アルブミン、腎機能などを評価し、原因検索を行う。確定診断には腎生検が用いられ、光学顕微鏡、免疫蛍光、電子顕微鏡などで組織を評価する。抗PLA2R抗体は一次性膜性腎症の評価に利用される。[1]

治療

蛋白尿や浮腫、高血圧などに対する支持療法が行われ、ACE阻害薬またはARB、利尿薬などが用いられる。血栓リスクへの対応も重要である。進行リスクが高い場合などには免疫抑制療法が検討される。[1]

エビデンス・科学的評価

膜性腎症は腎生検を中心に診断し、蛋白尿や腎機能、原因、進行リスクを評価して支持療法と免疫抑制療法を使い分ける。[1]

安全性・注意点

高度の蛋白尿を伴う膜性腎症では血栓塞栓症や腎機能低下などの合併症が起こり得る。免疫抑制療法にも有害事象があるため、病状に応じた適応判断が必要である。[1]