概要
膜性腎症では糸球体のポドサイトが障害され、尿へ蛋白が漏れやすくなる。浮腫、泡立つ尿、体重増加、高血圧など、ネフローゼ症候群に伴う症状で見つかることがある。[1]
原因
原因は一次性と二次性に分けられる。一次性では自己抗体が関与する免疫性の機序が重要である。二次性では感染症、自己免疫疾患、悪性腫瘍、薬剤などとの関連が検討される。[1]
診断
尿蛋白、血清アルブミン、腎機能などを評価し、原因検索を行う。確定診断には腎生検が用いられ、光学顕微鏡、免疫蛍光、電子顕微鏡などで組織を評価する。抗PLA2R抗体は一次性膜性腎症の評価に利用される。[1]
治療
蛋白尿や浮腫、高血圧などに対する支持療法が行われ、ACE阻害薬またはARB、利尿薬などが用いられる。血栓リスクへの対応も重要である。進行リスクが高い場合などには免疫抑制療法が検討される。[1]