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低リン血症

2026年8月15日 03:55 / 雨崎ハーリィ に保存された版

低リン血症は、血液中のリン酸濃度が低下した状態であり、重症になると筋力低下をはじめ全身の臓器機能に影響し得る。[1]

概要

低リン血症は成人で血清リン酸が2.5 mg/dL未満の状態である。リン酸はATPなどを介したエネルギー代謝や細胞膜の構成などに重要であり、欠乏が強いと多くの臓器系に影響する。[1]

原因

主な機序は、腸管からの吸収不足、腎臓からの排泄増加、細胞内または骨への移動である。栄養状態、内分泌異常、腎性喪失、薬剤など多様な背景が関係する。[1]

評価

血清リン酸を測定し、原因が明らかでない場合は24時間尿中リン酸やリン酸分画排泄率を用いて腎からの喪失の有無を調べる。[1]

治療

軽度から中等度では経口リン酸補充が中心となる。血清リン酸が1 mg/dL未満の重症例や症状がある場合、または経口投与ができない場合には静脈内補充が用いられる。腎機能低下では補充量の調整が必要となる。[1]

エビデンス・科学的評価

低リン血症の治療は重症度と症状に応じて経口または静脈内補充を選択し、原因となる吸収低下、腎性喪失、細胞内移動などを評価する。[1]

安全性・注意点

重度の低リン血症は全身の臓器機能に影響し得る。静脈内補充では腎機能などに応じて用量を調整する必要がある。[1]