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高プロラクチン血症

2026年8月15日 03:55 / 雨崎ハーリィ に保存された版

高プロラクチン血症は、血液中のプロラクチン濃度が基準範囲を超えて高い状態である。生理的変化、薬剤、下垂体疾患など多様な原因がある。[1]

概要

プロラクチンは下垂体前葉の乳腺刺激ホルモン産生細胞から分泌されるホルモンである。妊娠や授乳では生理的に上昇するが、病的または薬剤性に持続して高くなることもある。[1]

主な原因

妊娠、授乳、睡眠、ストレスなどによる生理的上昇のほか、プロラクチノーマなどの下垂体・視床下部病変、甲状腺機能低下症、薬剤などが原因となる。プロラクチンの分泌や体内からの除去に影響する病態も高値につながる。[1]

症状

女性では月経異常、不妊、乳汁分泌など、男性では性腺機能低下、性機能障害などがみられることがある。大きな下垂体病変では頭痛や視野障害など、周囲組織への圧迫症状を伴う場合がある。[1]

診断と治療

血清プロラクチンを確認し、生理的原因、薬剤、甲状腺などの二次性原因を除外したうえで、必要に応じて下垂体画像検査を行う。治療は原因に応じ、原因薬の調整、甲状腺機能低下症の治療、プロラクチノーマに対するドパミン作動薬などが用いられる。[1]

エビデンス・科学的評価

高プロラクチン血症では、まず血中プロラクチン上昇を確認し、生理的・薬剤性・全身性・下垂体性の原因を順に検討する。治療は原因と症状に応じて行う。[1]

安全性・注意点

持続する高プロラクチン血症は性腺機能低下、不妊、骨粗鬆症などにつながることがあり、下垂体腫瘍では視野障害などを起こす場合もある。原因薬を自己判断で中止せず、医療者と調整する必要がある。[1]