概要
糖尿病性腎症は糖尿病性腎臓病とも呼ばれ、1型・2型糖尿病の双方に起こる。高血糖に伴う炎症、線維化、糸球体基底膜やポドサイトの障害などが進行に関与する。[1]
検査
尿中アルブミンと腎機能を定期的に評価する。資料では、1型糖尿病では診断後5年以内から、2型糖尿病では診断時から蛋白尿のスクリーニングを開始し、その後毎年確認することが推奨されている。[1]
診断と経過
アルブミン尿が持続することは腎障害の重要な指標であり、eGFRの低下と合わせて病期を評価する。アルブミン尿だけでなく、尿細管間質障害を伴う非アルブミン性蛋白尿がみられる場合もある。[1]
治療
管理の柱は血糖管理、血圧管理、レニン・アンジオテンシン系の抑制、心血管リスク低減である。禁煙や脂質管理も重要で、患者の腎機能や併存症に応じて腎保護効果のある糖尿病治療薬などを組み合わせる。[1]