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レビー小体型認知症

2026年8月18日 10:46 / 雨崎ハーリィ に保存された版

レビー小体型認知症は、レビー小体病に含まれる二つの型の一つであり、もう一つはパーキンソン病認知症である。両者は、認知症状と運動症状が始まる時期によって区別される。[1]

概要

レビー小体病には、レビー小体型認知症とパーキンソン病認知症の2型がある。両者は脳内に同様の変化を生じ、経過とともに似た症状を示し得るが、認知症状と運動症状が始まる時期によって区別される。[1]

仕組み

レビー小体病では、記憶、思考、運動を担う脳領域にレビー小体が蓄積する。レビー小体はαシヌクレインという蛋白質の異常な沈着物であり、なぜ形成されるかは明らかになっていない。[1]

レビー小体病に共通する症状

レビー小体病全体でみられる症状には、集中力・注意・覚醒度の変動、幻視、動作の遅さや歩行困難、筋のこわばりといったパーキンソン症状、夢に合わせて声や体を動かすレム睡眠行動障害、抑うつ、不安、意欲低下などがある。症状は徐々に始まり、進行する。[1]

診断

レビー小体病の診断を一つの検査だけで確定することはできない。症状と病歴の確認、身体・神経学的診察、血液検査や脳画像検査による他疾患の除外、記憶などを調べる神経心理検査を組み合わせる。そのうえで、認知症状と運動症状の開始時期から二つの型を区別する。[1]

治療と支援

現時点で治癒させる治療や進行を止める薬はないが、認知、運動、精神症状を軽減する薬物療法や、理学療法、作業療法、言語療法、心理的支援などが用いられる。生活上の必要を評価したケア計画や、転倒要因を減らす住環境の調整も支援に含まれる。[1][2]

エビデンス・科学的評価

認知症状が運動症状と同時期または1年以内に始まる場合はレビー小体型認知症、運動症状から1年を超えて認知症状が始まる場合はパーキンソン病認知症とする時間的な区別が示されている。[1]
診断は単一検査ではなく、臨床経過、診察、他疾患を除外する検査、認知機能評価を組み合わせて行う。[1]

安全性・注意点

アセチルコリンエステラーゼ阻害薬では吐き気、下痢、頭痛、疲労、筋けいれんが、メマンチンでは頭痛、めまい、便秘が副作用として挙げられている。[2]
レボドパは運動症状を助ける一方で他の症状を悪化させる場合があり、医師による慎重な監視が必要である。抗精神病薬は重い副作用を生じ得るため、可能な限り避けるとされる。[2]