概要
サイトカインは免疫系の細胞間コミュニケーションを担い、自然免疫と獲得免疫の双方で細胞の動員、活性化、分化などを調節する。インターロイキン(IL)は大きなサイトカイン群であり、受容体、構造、機能などによって複数のファミリーに分類される。[1][2]
主な働き
サイトカインの作用は一様ではない。IL-1、IL-6、IL-17などは炎症を促進する側面を持ち、IL-10などは過剰な炎症を抑える。IL-2はT細胞の増殖や制御性T細胞の維持に関与し、IL-7やIL-15はリンパ球の生存やNK細胞の発生に関係する。[1]
免疫応答での位置づけ
感染や組織損傷に対する炎症反応では、サイトカインが白血球の動員や免疫細胞の活性化を調整する。サイトカインは単独で働くのではなく、複数の経路が重なり合い、免疫応答の強さや方向を調節する。[1][2]