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複合性局所疼痛症候群(CRPS)

2026年8月17日 21:08 / 雨崎ハーリィ に保存された版

複合性局所疼痛症候群は、組織損傷の程度に不釣り合いな持続痛と、感覚、運動、自律神経、皮膚・組織の変化を伴う神経障害性疼痛疾患である。[1]

特徴

痛みは特定の皮膚分節や一つの末梢神経の分布に一致せず、局所に広がる。アロディニア、痛覚過敏、発汗や血管運動の異常、浮腫、皮膚温や色の変化、運動障害、栄養性変化などを伴う。[1]

分類と誘因

1型は明らかな神経損傷を伴わず、2型は既知の神経損傷後に発症する。骨折がもっとも一般的な誘因で、手術、捻挫、打撲、圧挫、長期固定の後にも生じ、明確な誘因がない例もある。[1]

診断と管理

診断はブダペスト基準を用いた臨床診断であり、他の原因を除外する。管理は理学療法を中心に、非ステロイド性抗炎症薬、抗けいれん薬、コルチコステロイド、心理的支援などを組み合わせ、選択例では神経調節や交感神経ブロックを検討する。[1]

エビデンス・科学的評価

病態は炎症、免疫反応、中枢・末梢性感作、自律神経調節異常などが関与する多因子性と考えられ、単一の機序では説明できない。早期診断と治療は転帰改善に関連する。[1]

安全性・注意点

経過は多様で、一部では慢性的で障害性の高い疼痛と機能低下が残る。症状に似た血管、神経、感染、整形外科的疾患などを除外しながら早期に評価することが重要である。[1]