概要
ベーチェット病は自己炎症性の全身性血管炎で、再発する口内炎・外陰部潰瘍、ぶどう膜炎、皮膚病変などが代表的である。動脈・静脈の大きさを問わず血管病変を起こし、神経系や消化管など他の臓器にも影響することがある。[1]
原因
原因は確定していないが、シルクロード地域での高い頻度や家族内発症などから遺伝的素因が示唆され、感染など環境要因との相互作用が関与すると考えられている。[1]
診断
特異的な単一検査はなく、再発性口腔アフタ、外陰部潰瘍、眼病変、皮膚病変、血管病変、針反応など臨床所見を組み合わせて診断する。他の病気を除外するため、臓器症状に応じた画像検査や眼科評価などを行う。[1]
治療
治療は障害臓器と重症度に応じて異なる。粘膜皮膚病変には局所ステロイドやコルヒチンなどが使われ、眼・血管・神経など重要臓器の病変では全身性ステロイドや免疫抑制薬、生物学的製剤などが検討される。[1]