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自己免疫性肝炎

2026年8月15日 03:55 / 雨崎ハーリィ に保存された版

自己免疫性肝炎は、免疫系の異常が関与して肝細胞の炎症が持続する慢性・進行性の肝疾患である。治療しない場合は線維化や肝硬変へ進行することがある。[1]

概要

自己免疫性肝炎の原因は完全には分かっていない。遺伝的素因、環境要因、免疫調節の破綻が組み合わさって肝細胞への慢性炎症を起こす機序が考えられている。[1]

症状

無症状で見つかる場合から、疲労、黄疸、腹部症状などを伴う場合まで幅がある。進行例では肝腫大や脾腫、肝硬変に伴う所見がみられることがある。[1]

診断

診断ではAST・ALT、γグロブリンなどの血液検査、抗核抗体(ANA)、抗平滑筋抗体(SMA)、抗LKM1抗体などの自己抗体を評価し、ウイルス性肝炎、薬剤性肝障害、代謝性・胆汁うっ滞性疾患など他の原因を除外する。単一の検査だけでは確定できず、肝生検が診断と病期評価に用いられる。[1]

治療

活動性のある自己免疫性肝炎では免疫抑制療法が中心となり、資料ではプレドニゾン単独またはプレドニゾンとアザチオプリンの併用が挙げられている。治療後も再燃することがあり、臨床所見と検査値を継続して評価する。[1]

エビデンス・科学的評価

自己免疫性肝炎は、血液検査、自己抗体、他疾患の除外、肝生検を組み合わせて診断し、適応がある場合は免疫抑制療法によって炎症を抑える。[1]

安全性・注意点

未治療では肝硬変や肝不全へ進行する可能性がある一方、ステロイドや免疫抑制薬にも長期使用に伴う有害事象がある。治療の適応と継続期間は病状に応じて判断する必要がある。[1]