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心房粗動

2026年8月15日 03:55 / 雨崎ハーリィ に保存された版

心房粗動は、心房内を電気刺激が大きく旋回するリエントリーによって生じる上室性不整脈で、心房が非常に速く規則的に興奮する。[1]

概要

心房粗動は代表的な上室性不整脈の一つで、心房内の大きなリエントリー回路によって起こる。典型例では心房拍数は毎分約300回となり、心室への伝導は2対1、3対1など一定または変動する。[1]

症状

動悸、疲労、息切れ、めまい、失神などがみられることがある。長く続く頻拍は頻拍誘発性心筋症の原因となり、心房内血栓による塞栓症にも関係する。[1]

診断

心電図ではQRS間に等電位線をほとんど挟まず連続する粗動波がみられ、典型的心房粗動では下壁誘導で鋸歯状波を示す。心エコーで心房・心室の構造や機能を評価し、電解質、甲状腺機能、感染、貧血、低酸素など誘因も調べる。[1]

治療

治療は心拍数調節、洞調律への復帰・維持、血栓塞栓症予防の3点を中心に行う。血行動態が不安定なら同期下カルディオバージョンを行う。典型的心房粗動では峡部を標的とする高周波カテーテルアブレーションが標準的治療の一つである。[1]

エビデンス・科学的評価

心房粗動では心拍数管理、洞調律化、抗凝固による塞栓症予防を組み合わせる。典型例ではカテーテルアブレーションが高い成功率を持つ治療として用いられる。[1]

安全性・注意点

心房粗動では心房内血栓から脳卒中などの塞栓症を起こす可能性があるため、抗凝固の必要性を評価する。血行動態が不安定な頻拍は緊急カルディオバージョンの対象となる。[1]