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大気汚染

2026年8月18日 10:59 / 雨崎ハーリィ に保存された版

大気汚染には屋外大気汚染と家庭内大気汚染があり、屋外大気汚染は都市と農村の双方に及ぶ主要な環境保健上の問題である。微小粒子状物質などへの曝露は、心疾患、呼吸器疾患、肺がん、脳卒中のリスク上昇と関係する。[1]

概要

大気汚染は、屋外の大気汚染と家庭内の大気汚染に大別される。屋外大気汚染は所得水準を問わず都市と農村に影響し、化石燃料の燃焼は広く存在する発生源である。一方、家庭内大気汚染は、固形燃料や灯油を開放式の火や効率の低い調理器具で使うことが主な原因である。[1]

主な汚染物質

粒子状物質は、固体粒子と液滴が混ざったものである。比較的大きいPM10は花粉、海塩粒子、風で舞う土壌や、農地、道路、採鉱作業などから生じる。より細かいPM2.5は、発電施設、産業、車両での燃料燃焼などの一次発生源や、大気中の気体の化学反応による二次発生源から生じ得る。[1]

ほかの主要物質には、燃料の燃焼で生じる二酸化窒素、主に化石燃料の燃焼で生じる二酸化硫黄、二酸化窒素などの気体が日光のもとで反応して生じる地表付近のオゾンがある。[1]

監視

大気質の監視は、とくに病院、学校、職場に近い地域や、十分に監視されていない低・中所得国での強化が必要とされる。低価格センサーなどの技術は監視と予測の範囲を広げ得るが、得られたデータを適切に利用・解釈するための手順と基準も必要である。[1]

排出の低減

エネルギー、交通、廃棄物管理、住宅、産業の各部門には、排出を減らすための実行可能な方策がある。これらの介入は、交通量や騒音の低減、身体活動の増加、土地利用の改善といった別の利益も伴い得る。[1]

エビデンス・科学的評価

WHOのデータでは、世界人口のほぼ全員(99%)がWHOの指針値を超える汚染物質濃度の空気を吸っており、低・中所得国で曝露が最も高い。[1]
WHOは2021年に世界大気質ガイドラインを更新し、PM2.5の年平均濃度について5 µg/m³以下を推奨している。このガイドラインは6つの主要汚染物質について指針値と暫定目標を示す。[1]

安全性・注意点

直径10 µm以下の粒子は肺の深部に達して沈着し、気道の刺激、炎症、内壁の損傷を起こし得る。直径2.5 µm以下の粒子は肺の障壁を通過して血流へ入り、主要臓器に影響し、心疾患、呼吸器疾患、肺がん、脳卒中のリスクを高める。[1]
地表付近のオゾンは喘息の発症や悪化に関係し、二酸化窒素と二酸化硫黄も喘息、気管支症状、肺の炎症、肺機能低下を起こし得る。[1]